日誌

校長室から

ノート・レポート とちぎっ子学習状況調査結果からその5

 「とちぎっ子学習状況調査」の結果から、平均正答率と児童質問紙の回答のいくつかに相関関係があることがわかりました。
 ポイントとなる学力向上10の習慣の4つ目は、「自分ひとりの力で課題を解決しようとしている」です。




○「できるだけ自分ひとりの力で課題を解決しようとしている」について学力との関連を見ると、肯定的な回答をしている児童生徒の方が、教科正答率が高い傾向が見られます。
 学ぶ意欲の源の一つに、「賢くなりたい」「できるようになりたい」という「有能さへの欲求」があります。
 「有能差への欲求」から、「むずかしいことに挑戦しよう」(挑戦行動)や「自分からやってみよう」(自発学習)など様々な「学習行動」として表出します。
 そして、学習の過程で「有能感」や「充実感」などを感じることでさらに学ぶ意欲が高まっていきます。さらに、次の「賢くなりたい」「できるようになりたい」という新たな「有能差への欲求」が生まれ学ぶ意欲が高まるサイクルが生まれます。

 むずかしい問題に出会ったときに、「むずかしいことに挑戦しよう」(挑戦行動)や「自分からやってみよう」(自発学習)という気持ちが大切です。
 なにごとにもあきらめないでねばり強く取り組みましょう。

出典:平成30年度とちぎっ子学習状況調査報告書(平成30年8月栃木県教育委員会)

ノート・レポート とちぎっ子学習状況調査結果からその4

「とちぎっ子学習状況調査」の結果から、平均正答率と児童質問紙の回答のいくつかに相関関係があることがわかりました。
ポイントとなる学力向上10の習慣の3つ目は、「ふしぎだな」「なぜだろう」と感じることです。



○「勉強していて『ふしぎだな』『なぜだろう』と感じることがある」について学力との関連を見ると、学習に対して関心が高い児童生徒の方が、教科正答率が高い傾向が見られます。
 
学ぶ意欲の源は、「知的好奇心」『ふしぎだな』『なぜだろう』という「欲求・動機」です。
「欲求・動機」は、様々な「学習行動」として表出します。
例えば、「調べてみよう」「探してみよう」などの情報を収集する行動です。
そして、学習の過程で「おもしろさ」「楽しさ」などを感じることでさらに学ぶ意欲が高まっていきます。
さらに次の「もっと知りたい」という新たな「欲求・動機」が生まれ学ぶ意欲が高まるサイクルが生まれます。

小学校の学習では、『ふしぎだな』『なぜだろう』という知的好奇心がスタートです。
身の回りにある
『ふしぎだな』『なぜだろう』を見つけて勉強してみましょう。

出典:平成30年度とちぎっ子学習状況調査報告書(平成30年8月栃木県教育委員会)

ノート・レポート とちぎっ子学習状況調査結果からその3

とちぎっ子学習状況調査の児童質問紙の集計結果より、シリーズの第3弾は、「家庭学習の時間」です。



○平日の学習時間のグラフから、「1時間以上」学習をする割合は、小4が49.4%、小5が
59.7%、中2が73.8%で、学年が上がるにしたがって高くなっています。

○平日に学習を「全くしない」割合は、全ての学年で3%を下回っています。
○休日の学習時間を見ると、「2時間以上」学習をする割合は、小4が22.7%、小5は23.2%とほぼ同程度ですが、中2は46.7%で、小学生の2倍以上です。
○休日の学習時間も学年が上がるにしたがって学習時間が長くなる傾向が見られます。
 家庭学習の時間について烏山小学校では、1・2年生は20~30分、3・4年生は40~50分、5・6年生は60~70分を目安にしています。
 児童に配布した家庭学習の進め方をいつも見えるところにおいて家庭学習をがんばりましょう。


出典:平成30年度とちぎっ子学習状況調査報告書(平成30年8月栃木県教育委員会)

花丸 同窓会総会

本日17:30より平成30年度の同窓会総会を開催しました。
平成29年度の行事報告並び決算の報告、承認、平成30年度の行事計画並びに予算案の承認をいただきました。
ご多用のところありがとうございました。

ノート・レポート とちぎっ子学習状況調査結果からその2



とちぎっ子学習状況調査の平均正答率と児童質問紙の回答のいくつかに相関関係があることがわかりました。
ポイントとなる学習習慣の一つは、前回紹介した「家で、学校の復習をしている」について「はい」と答えた児童ほど平均正答率が高い傾向が見られました。

シリーズの第2弾は、「テストの間違い直しが大切」です。


○グラフから、どの学年でも「家で、テストでまちがえた問題について勉強している」に対して、「はい」と回答している児童生徒の平均正答率が高いことがわかります。
○また、学年が上がるにつれて、その差が大きくなります。
○「家で、学校の復習をしている」、「家で、テストでまちがえた問題について勉強している」について、学んだことを振り返る習慣が身に付いている児童生徒の方が、教科正答率が高い傾向が見られることがわかります。特に、中2になるとその差が顕著です。
 ◎家庭学習では、授業の復習と間違えた問題を勉強することが大切です。
  テストの間違え直しをして授業の内容をしっかり習得しましょう。
  自主学習ノートをつくって間違えた問題のやり直しをする習慣を付けましょう。


出典:平成30年度とちぎっ子学習状況調査報告書(平成30年8月栃木県教育委員会)