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2019年9月の記事一覧

ノート・レポート とちぎっ子学習状況調査結果よりその2

とちぎっ子学習状況調査の平均正答率と児童質問紙の回答のいくつかに相関関係があることがわかりました。
ポイントとなる学習習慣の一つは、前回紹介した「家で、学校の授業の復習をしている」について「はい」と答えた児童ほど平均正答率が高い傾向が見られました。
2つ目のよい学習習慣は、「家で、テストでまちがえた問題について勉強をしている」です。
下のグラフは、「家で、テストでまちがえた問題について勉強をしている」の回答と教科平均正答率との関係を表したものです。


○グラフから、どの学年でも「家で、テストでまちがえた問題について勉強している」に対して、「はい」と回答している児童生徒の平均正答率が高いことがわかります。
○また、学年が上がるにつれて、その差が大きくなります。
○「家で、学校の復習をしている」、「家で、テストでまちがえた問題について勉強している」について、学んだことを振り返る習慣が身に付いている児童生徒の方が、教科正答率が高い傾向が見られることがわかります。特に、中2になるとその差が顕著で、正答率で18.4点もの差がみられます。
 ◎家庭学習では、授業の復習と間違えた問題を勉強することが大切です。
  テストの間違え直しをして授業の内容をしっかり習得しましょう。
  自主学習ノートをつくって間違えた問題のやり直しをする習慣を付けましょう。


出典:平成31(2019)年度とちぎっ子学習状況調査報告書(令和元(2019)年8月栃木県教育委員会)